TOTEC BENEFIT PRESS
ACTIVITIES REPORT
活動報告
活動報告
REPORT
2024.03.15
INTRODUCTION :
トーテックグループが協賛している全日本スーパーフォーミュラ選手権(以下SF)の2024年シーズン開幕戦が行われた鈴鹿サーキットに行ってきました。
一つ目の観戦テーマは、SFが掲げる2024年シーズンのキャッチフレーズ 「HUMAN MOTORSPORTS」から、「人(HUMAN)」です。
OUTLINE :
概要
ACTIVITIES :
メンバーからのレポートより
人生初のレース観戦となる職場の上司をお誘いして、思う存分楽しんできましたので、2回に分けて報告します。
【 人間ドラマ 】
SFの魅力の一つは「出場するマシンが全て同一車種」であることだと思います。同じであるが故に、マシン性能に差が無く全チームイコールコンディションの自動車競技と言われています。
勝負を決めるのは「ドライバーの運転テクニック」と「メカニックの技術力」「チームの結束力」、そして応援の力!!
マシンのカッコ良さだけでなく、それぞれの「人間ドラマ」が凝縮されているので応援の熱が高まるのは必至です。
【 ドライバー達の魅力 】
予選や決勝レースが始まる前に行われる「ピットウォーク」というコンテンツに上司と一緒に参加しました。
ピットウォークは実際にレースで使用するピットレーンを歩いて各チームのマシンやドライバーを間近で見ることができる貴重なチャンスです。普段ヘルメット越しから見るドライバーとは違った一面を垣間見ることができ、ドライバーを応援したくなる要素に触れ合う機会がたくさん詰まっています。
初めてドライバー達を目の前にした私の上司は「TEAM MUGENの野尻選手は勝負にストイックでクールな印象を持っていたが、ファンサービスの時はフランクな感じで好感が持てた。」「日本人女性初の高校生ドライバーJuju選手は、すごいドライビング技術を持っており、おまけに可愛らしくてファンになってしまった。」 と大変興奮されていました。
SFドライバーは個性的な人も多く 魅力を感じて頂だけたようなのでお誘いしてよかったと思います。
今回は運良く「TEAM MUGEN」のドライバーである野尻選手と岩佐選手に「応援しています!」と声を掛けることができたので、きっと私達も小さな力になれたはずです。
【 推しの存在 】
土曜日に実施された予選の結果は、野尻選手が3位、岩佐選手は11位と、TEAM MUGENとしては非常に残念な結果となってしまいました。(予選1位は、初のポールポジション獲得となった阪口晴南選手でした。)
予選が終わった後の野尻選手のインタビューや、SNSの投稿から非常に悔しそうな気持ちが伝わってきました。このような感情表現も応援する側の気持ちをより熱くさせてくれます。
決勝日、レースがスタートする直前は張り詰めた空気が流れます。自身のヘルメットを見つめながら集中力を高める野尻選手を私は発見し、邪魔にならないやや離れた場所からしばらく様子を見させて頂きました。きっと熱いレースを私達に魅せてくれるはず…。野尻選手のその眼差しは私の胸を熱くさせてくれました。
高まる気持ちを抑えながら、私はスタート位置から少し離れたS字コーナーと呼ばれる場所に移動し、観客席から野尻選手の走りを見守ることにしました。
【 たくさんの感動 】
国歌独唱の厳粛な雰囲気から一転、21台のエンジン音が一斉に鳴り響き 決勝レースがスタートしました。この瞬間はレースを何度観ても興奮します。私の目の前に21台の集団がやってくると、先頭に立っていたのは なんと!3番手スタートだったTEAM MUGENの野尻選手のマシンでした。スタート直後の混戦を見事に制して2台を追い抜き、 先頭で私の目の前を一気に走り抜けて行きました。観客席にいた私は自然と右手の拳を握って「よっしゃー!!」 とガッツポーズしていました。心が震えた瞬間でした。
そして、しばらくその場でレースの状況を見守り「このまま優勝するかも…」と思い、レースの途中でしたがゴールラインが見渡せる観客席へ再び移動しました。「頑張れ!頑張れ!野尻選手、頑張れ!」と心の中で何度も叫びながら私は観客席につながるいくつもの階段を必死に駆け上がりました。 完全に「野尻智紀選手のレース」に惹きつけられてしまった私は、トップを守り切り目の前でゴールのチェッカーを受ける『推しドライバー』を見て、また小さくガッツポーズしていました。
TEAM MUGENにとって最高のレースとなった開幕戦。野尻智紀選手の走りに心を奪われたのは私だけではなかったと思います。
レース終了後、優勝した野尻選手のそばに駆け寄ってきた予選1位の阪口選手は、握手を求めお互いの健闘を讃え合っていました。
また、昨年の9月にSFとは別のレースで大事故に遭ってしまい、今回が大怪我からの復帰戦となった山本尚貴選手が見事3位表彰台を獲得。大勢の観客から拍手が送られる中、復活に向けて協力してくれた方々への感謝の言葉を述べる涙のインタビューはとても感動的でした。
人と人とが感動を共有できるのは真のスポーツである証だと思います。ますますモータースポーツが好きになりました!
【 SFのレース観戦を終えて 】
今回は「HUMAN」に注目してレース観戦を楽しんでみました。私にとっては、筋書きがあるかのような出来すぎの展開となり、記憶に残るドラマチックな「HUMAN MOTORSPORTS」を堪能できました。
マッチさんの大ファンであり人生初のレース観戦に来ていただいた私の上司は、レース主催者(JRP)の会長でもある近藤真彦会長のスピーチを間近でお聞きになり、ファンサービスの強化やSFgoによるレースそのものの魅力を伝える仕組みへの 取り組みに熱意を感じ、実業家としての違った一面に心を打たれ感動されていました。
また、帰りの道中で「SFに対する価値観が変わった」「車両のスピードやエンジンサウンドは映像で見るよりも迫力があった」「あらためて車が好きになった」と上司に言われた私は感無量の思いです。
自動車部の2024年度の活動予定には「SFの推し活」が追加されています。また、SFgoの開発や監視業務を行う(株)日本サーキットの技術者からお聞きした貴重な話しを交えながら、SFgoアプリの使い方・楽しみ方を自動車部の活動内でレクチャーしていきたいと思います。